アート・オブ・アジャイル デベロップメント 社内読書会#5−2〜
5章の続き
5−2 活き活きとした仕事
- 定時に帰りましょう。
- 休憩しましょう。
- 残業があるなら何か問題がないか疑え。
- TDDと継続的インテグレーションを実践しているならコードは数分ごとにチェックインできるはず。一日の終わりにテストをパスしていないコードをリバートしてしまうチームもある。
ゆとりの法則 9章
短期間集中して時間外労働をすることと、だらだらと時間外労働することは区別しておいた方がいい。
5−3 情報満載の仕事場
- ホワイトボードや手書きのチャートを利用して情報満載の職場にしよう。
- プロセス改善チャート(バーンダウンチャート、ペアで過ごした時間、ビルド時間、不必要な割り込み時間など)を利用しよう。
- プロセス改善チャートによって勝ち負けが発生するのは良くない。人事評価に使ってはいけない。
5−4 根本原因分析
- 根本分析の有名なアプローチに「なぜ」と5回尋ねることがある。
- 個人攻撃は避けたい→根本原因が個人を指していた場合もう一度「なぜ」と尋ねるとよい。
- 説教や懲罰的アプローチは良くない。
人が常に正しいことをするのを期待するよりも、間違いを起こりにくくする方がよい。
5−5 ふりかえりの種類
ふりかえりの2つの目的
- アイデアの共有によってチームがもっと親密になる機会を与える。
- 解決策を考えることによってチームに改善する機会を与える。
STEP1 最優先条項
ふりかえりで問題を人のせいにしたり、個人攻撃したりしないことを約束する。
STEP2 ブレインストーミング
- 楽しいこと
- イライラすること
- 悩ましいこと
- このまま
- 増やす
- 減らす
上記のような見出しをホワイトボードに書いて、インデックスカードにアイデアを書いて出し合う。
STEP3 ミュートマッピング
ブレインストーミングで出たたくさんのアイデアを分類して、最後にグループ分けされたアイデアのカテゴリに投票する。
<ルール>
- 関連するカードを近くに置く。
- 関連しないカードを離して置く。
- 話をしない。
STEP4 ふりかえり目標
投票の結果を踏まえてチームで取り組むカテゴリを1つだけ選ぶ。他のカテゴリのカードは捨てる。
もし捨てる他のカテゴリに重要な問題があるなら、次の振り返りでも出てくるだろうから捨てるのを躊躇しなくて良い。