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人形と死体

大好きな球体関節人形作家さんの個展に行ったことがあります。素晴らしい作品群を生で見ることができて感動しました。また、「なぜ人形を部分的に破壊するのか」という疑問が浮かびました。部分的に人形の身体を破壊する表現は色々な作家さんの作品でよく見る表現です。

寂寥感、退廃的な美、可愛いらしさとおぞましさのギャップ 、何と言葉で表現すればいいかわかりませんが大変魅力的で惹かれるものがありました。

なぜ破壊された人形に美を感じるんでしょうか。よくわかりません。例えば破壊された人間の死体に対しても同じ感情を抱くのでしょうか。見たことがないので断言は出来ませんがおそらく抱かないと思います。

人形は生命が吹き込まれる器で、死体は生命が抜け去った器。似ているようで何か違う。死体は完全に死の領域にあるのに対して、部分的に破壊された人形は生と死の境界に存在するような不思議な感覚を覚えます。

そのことと関係があるような無いような・・・ということを考えながらお正月を過ごしていました。明けましておめでとうございます。