制作日記: SyFlex for Modo を触る
髪とスカートの物理シミュレーションは自分の環境や用途で出来るのだろうか、出来るにしても出来ないにしてもそれらを知った上でセットアップ作業をするのが段取りが良いだろうということでソフトボディとSyFlexを触ってみました。
ソフトボディ
- 【modo機能紹介】ソフトボディダイナミクスの基本設定 その1 - YouTube
- 【modo機能紹介】ソフトボディダイナミクスの基本設定 その2 - YouTube
【modo機能紹介】ソフトボディ機能を使用した変形メッシュとの衝突 - YouTube
ここらへんの動画を参考に使い方を学びました。自分のやり方が悪いのか環境が悪いのかわかりませんが、少し複雑なメッシュでアンカーを設定すると重くてまともに作業できず他の方法を探すことにしました(諦め早い
SyFlex for Modo
クロスシミュレータ界(?)で有名らしいプラグインがModoにも対応してるみたいだったので試してみました。金額は$200 ぐらいです。まずはスカートをクロスに設定するためにAddClothし、身体にCollideMeshを設定していきました。しかし、何度やっても身体がスカートを突き破ってしまい、丸一日設定をいじって調整してたんですが、うまくいかず。最終的に原因は設定ではなく、ローポリすぎたことだとわかりました。動作が重いイメージがあったのでポリゴン数減らしていたのがまずかったようです。CollideMeshの仕様や形状が可視化されていればもっと早く原因を特定出来た気がしますがまぁ盲点でした……
スカートを再分割してやり直すとデフォルトの設定ですんなり動いてくれました!
Pinのテスト
クロスシミュレータならではの美しいドレープを作ることができました。これだけで結構感動的です。スカートを手でつまむ挙動はスカートのつまむ部分に設定したPinに手を触れさせて無理矢理吸着させています。ただし、これだと手以外の部分(手首など)がスカートに触れてもそことスカートのPinが吸着してしまったり、太ももにくっついてしまったり色々な問題があります。
Nailのテスト
Pinの問題を解決するために、Nailを使用してみました。Nailを使うことでスカートの一部を空間に固定し、それをロケータと連動させ、Pinでやったのと同様の動作を実現できました。こちらの方が色んな用途に使いやすそうです。ついでにこれらの作業をやる過程で、ACSのバインドメッシュに後からメッシュを追加してウェイトを手付けで設定する方法を学び、ビスチェを身体に含めました。
髪にも適用してみる
スカートとは別に髪にもClothを追加して試してみました。
お、惜しい。
身体との衝突の挙動や動きは良い感じなんですが、髪同士が雑に絡まっています。おそらく自己のメッシュとの衝突を考慮しないといけない気がするので、後日その線で調査してみます。
しかしこの、雑に髪をふわっとした状態を作る用途だけでも便利そうな気がしますね。SyFlexすごい。