2015年振り返り
製作関連の振り返りです。
アイキャッチ画像どうするか迷ったので、今作ってるホネホネさんでも貼っておこう。
プログラミング
Ruby
- 独自仕様の経路探索ライブラリ開発(gem)
以前作っていたグリッドベースのストラテジーなのですが、設計をいちからやり直したくなったため開発を中断しました。そして、新バージョンを作るにあたって必要なライブラリの開発に着手しました。言語はRubyで書いてます。言語仕様が好き、自分のスキルセット的にBDDで開発しやすい、主要なロジックは結局サーバで動かすことになるという理由からです。たくさん書いたSpecたちのおかげで半年前のコードでも保守や仕様変更が苦じゃないという意味でその効果を大いに実感しています。
▼以前作っていた云々はこれ
AWS
DynamoDB/S3/EC2/EMR/Pipeline
ここらへんを触りました。最高っぽい。 苦手意識のあったインフラ周りで多くのブレークスルーがありました。
Unity
魚群シミュレーション - boidsアルゴリズムの実装
Unityは3.xから始めましたがかなりスキルが風化して使い物にならなくなっていると感じています。水族館に行ってイワシが綺麗だったのでリハビリも兼ねてUnity5.xで作ってみました。uGUIの勉強をもっと重ねて、今年は例のストラテジーの新バージョンの開発に着手したいと思っています。
Asset
- 2Dグリッド用A*アルゴリズム(Asset) https://github.com/cignoir/Pathfinder2D
副産物のしょぼいAsset1
- Unity用Gyazoクライアント(Asset) https://github.com/cignoir/UnityGyazo
副産物のしょぼいAsset2
- 3Dモデル2体(Asset)
3DCG
Metasequoia 4, CLIPSTUDIO(PAINT/COORDINATE/ACTION)
メタセコでローポリモデリング&スキニング&リギング → クリスタACTIONでアニメーション作成 → Unityで再生 これらのツールを使用したこの工程の作例が見当たらなかったので、手探りで開拓していました。MayaLT等も試しましたが最終的に上のツール群で落ち着きました。
Sculptris
以前から興味のあったスカルプト系モデリングソフトに入門するために、天神で開催された講座を受講しました。
ZBrush
スカルプトは直感的に造形が可能ということでより創作的な造形の本質に近づける気がしています。 今後はメタセコとZBrushを軸に、ローポリとハイポリを適材適所で使い分けていきたいと思います。
立体出力
フテネコ、金魚指輪を3Dプリントしました。次に作りたいものが既にいくつかあるのでまた挑戦していこうと思います。
総括
器用貧乏。今の自分を一言で表すとこの言葉が一番似合います。 色んなことに手を出しすぎてひとつひとつが中途半端になってしまっているという自覚があります。 でも、ひとまず0を1にしておくと、1を10に成長させるための知見が集まりやすくなって少しずつでも蓄積されていくだろうという考えもあります。 そのようなスタンスで、2016年も立ち止まらず現状に満足せずに進んでいきたいと思います。 継続は尊い。
P.S.
モンストの友達ほしお
ZBrush練習: LEDライト
ZModelerの使い方を覚えるために BLESTAR大先生によるチュートリアル動画に沿ってLEDライトを作ってみました。
KeyShotは買っていないのでレンダリングのチュートリアルはやっていません。
LEDライト
ZGridによる3Dの下絵が用意されていたのですが、学習用に本当に良く出来ていてガイドに合わせてマウスかちかちしてたら難なく造形出来ました。
マスクとポリゴンの部分表示・非表示の基本的な操作がよくわかっておらず少し引っかかっていたので整理しておきます。
マスク
Ctrl+ドラッグ | 範囲選択 |
ドラッグ中にスペース | 選択範囲を移動 |
Ctrl+空間クリック | 反転 |
Ctrl+空間ドラッグ | 消去 |
Ctrl+A | すべてマスク |
Ctrl+Shift+A | すべてマスク消去 |
Ctrl+クリック | ぼかし |
Ctrl+Alt+クリック | シャープ |
部分表示・非表示
Ctrl+Shift+ドラッグ | 選択範囲を表示 |
Ctrl+Shift+Alt+ドラッグ | 選択範囲を非表示 |
ドラッグ中にスペース | 選択範囲を移動 |
Ctrl+Shift+クリック | 反転 |
Ctrl+Shift+空間クリック | 全表示 |
結婚しました。
メジャーバージョンが上がりました。
最近まで嫁は自分で実装しようと思っていたというか実装していた人間がよくリアルに結婚したなと思います。価値観を共有でき、尊敬できる相手に出会えたタイミングと自分が結婚に対してネガティブに思っていたことが晴れたのがうまいこと重なったのだと思っています。恥ずかしい気持ちもありますが、近況などを少し報告してみます。
近況
時間に関する心配と実際
結婚すると自分の時間がなくなる心配がありましたが、嫁が美術系の人間で伝統工芸を用いた製作等をやっているのでむしろ嫁の方が独りの時間が多く必要でした。自分の時間は仕事以外で減ることはほとんどないです。というか仕事以外ほとんど……たまに自分のやりたい製作やゲームを独りでやっていると眺めて一緒に楽しんでくれてたりアドバイスくれたりして助かってます。
自分の場合人生崩壊レベルで独り遊びしてしまうことで社会生活に支障が出ることがあったので、リミッターがあった方が良いと思っています。ゲームしすぎで会社休むとか、ポチりたい衝動が抑えられないとか、ガチャとか、やけ食いとか……一言で駄目人間と言われても仕方のない人間ですのでそこらへんをコントロールしてくれる(朝起こしてくれる)存在はありがたいし救われています。
結婚式に関する心配と実際
結婚と言うとまず式自体に数百万かかって、新婚旅行に行ったり、大きめの家を借りたり、子供が出来たら養育費も莫大なお金がかかるし、とにかく金銭面での心配が大きかったのですが、具体的に考えていくとそれらの一部は杞憂であることがわかっていきました。
今回、神社での結婚式(神前式)を親族のみで行ったのですが式本体の費用は3万円でした。最初に聞いたときは安すぎて拍子抜けしましたが、もちろんそれで終わりという単純な話ではなく、披露宴・衣装代・引出物代・お返し代・見送りのお菓子代・お手伝いさんへのお礼・一部の方の交通費・移動用のバス代・案内状作成・花・宿泊費……色々なことでお金がかかってきます。しかし、それでも最終的にご祝儀と親の手出しと相殺されてほぼトントンでした。
入籍は役所に紙を提出するだけなので無料だし、結婚式も別にしないならしないでいいのですよね。最近はお金がないからしないという人も増えていると聞きます。とはいえ、自分たちだけですべてを決められるものでもなく、両家の親の意思や伝統、しきたり、地域性まで関わってくるのでなかなか悩ましいものがあります。
子供に関しては……際どい話題なのであまり触れませんが無理をする必要はないという認識です。
望まれない子を産んで育てるようなことはしたくないですね。いずれにせよ、しっかりと話し合うことが大事でしょう。
▼神前式をした神社
式自体は30分ほどで終わりました。祝詞のときに宮司さんがイザナギ・イザナミと言ったのが聞こえてしまって頭の中がモンストになりました。
川上り
▼実際の写真
水郷柳川の名物川下りの結婚式バージョンです。
親族含め4艘で川を上りました。天気にも恵まれて皆楽しんでもらえたようで良かったです。
地元の名物にも関わらず初めての体験でしたので自分自身も楽しめました。
途中カモが横切っていったりしました。
生活費に関する心配と実際
食費は外食が減って、東京で1人暮らししてるときより減りました。
水道光熱費はそれぞれ数千円増えました。通信費は2倍に増えました。
家賃は東京での1人暮らしのときより2万5千円ほど減りました。1Kから2LDKになったのにも関わらずです。田舎強い。
収入は自分はほぼ横ばいです。嫁の職業は特殊なのですがいわゆる共働きではなく家で製作をしています。
収入は不安定のようですが、家に居てくれるのは心強いというか安心感があります。
お金の管理
お金の管理はすべて嫁にデリゲートしてお小遣い制にしています。自分よりよっぽどまめに管理してくれるので信頼しています。
ただし、データ管理の観点で透明性の確保が十分ではない点については少しずつ助言していこうと思います。
MoneyForward is god.
結婚指輪
自作しました。先日からZBrushにて製作していた金魚の指輪がそれです。
DMM.makeで3Dプリント注文していたのですが、残念ながら結婚式当日には間に合いませんでした。
出来、素晴らしいのでは……!
ディテールも結構よく出ているし、シルバーのこのずっしりとした重みが何とも言えないですね。
側面に厚みがあって隣の指に当たりすぎていた問題があったので次回の課題にしたいと思います。
デジタルとアナログの境界
自分がデジタル一辺倒であるのに対し、嫁はアナログ一辺倒です。電話やハガキ、手帳が活きている世界線です。
価値観の違いは少なからずありますが、勉強になることも多く文化の違いが面白くもあります。
とりあえず、デジタル側の文化も知ってもらうためにiPadを持たせていますが、気に入っているようです。
リリースノート(まとめ)
バージョン2.0
・朝起きれない不具合を修正しました。
・魚と野菜を食べるようになり健康が向上しました。
・部屋が広くなり過ごしやすくなりました。
・生きること、仕事において責任が増大しました。
・製作において、良い先生を得て視野が向上し刺激が増大しました。
・金銭管理・家事全般を嫁システムに委譲しました。
・洗濯の頻度が上がり、服の匂いが向上しました。
・良いシャンプーが見つかりました。
・レイドイベント「神前式」を終了しました。
(神前式を執り行うにあたってたくさんの方々にご協力いただきました。ありがとうございました。)
少しふざけましたが、二人の人間の幸福が維持出来るように頑張って生きていこうと思います。
イベント報酬
ソシャゲとかではレイドイベントをクリアしたらイベント報酬がもらえるので、恐縮ながら wishlist を貼っておきます。
変なものもありますが、いずれも製作や生活の助けになるものです。祝ってやるという方はどうぞよろしくお願いします。
http://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/1AQ7C2Z8KWARK/ref=cm_sw_r_tw_ws_DxLjwb16P4ZW4
金魚指輪リジェクト後、再々提出
前回の提出物についてメールが届きまして……
なんということでしょう。
モデルアップロード時の自動チェックでOKが出たので注文しましたが、人間の目による最終チェックでリジェクトされました。
というわけで、再度デザインからやり直しました。
処女作のバランス調整 & ディテールアップ版です。
厚みを増やしたのでコストが20%増しぐらいになりました。
値段は素材単価に体積を乗算した値+αで算出されるようです。
肉抜きして中空に出来るものは極力した方がいいでしょうね。
さぁ、次はうまくプリント出来るだろうか。
ところでZSphereでリギングが出来るらしいけどスキニングまでサポートしてるんでしょうかね。
もししてるならゲーム用のローポリモデル作成にも使いたいですね。
もっとZBrushを触る時間が欲しい……
金魚指輪をリメイクして再提出
前回、金魚の指輪をDMM.makeで3Dプリントしてみました。cignoir.hatenablog.jp
成果物には積層線のようなものは全く見えず、3Dプリントの精度(解像度)が想像以上に高いことがわかりました。
また、平行投影と透視投影の差を考慮してなかったりで、とても貧相な造形になってしまいました。
その辺を反省しつつ、1から作り直しました。
この指輪本体の「あみあみ」部分はZ-Modelerのチュートリアルを写経して作ったんですが
是非3Dプリントした実物を見てみたかったので取り入れてみました。
今回はリングゲージを使用して正確に寸法を測りました。
いくぜシルバー。
高い。怖い。
そういえば今回DMM.makeにアップロードするときに何回も失敗しました。
STL形式で提出しようとしたら1ファイルの100MB制限に引っかかっていました。
(エラー等が出なかったので何が起こったかわからなかった)
obj形式にしてみたら80MBぐらいになったんですがそれでも駄目でした。
17万頂点ぐらいあったので頂点数的に駄目なのかと思い、 Decimation Masterで1%ぐらいに削減してアップロードしたらうまくいきました。
Decimation Master は本当にすごい。
どんな削減アルゴリズムなんだろう。おそらくエッジ周辺とその他で密度を変えながら削減してるんですよね。
処理も高速だしすごい。
それではまた出来たら報告します。
DMM.makeで注文した試作品の指輪が届いた
前回の記事の続きです。cignoir.hatenablog.jp
ZBrushで作成した処女作の金魚モチーフの指輪をDMM.makeで3Dプリント注文しました。
9/12 注文 9/17 到着。思ったより早かったです。
ひとまず精度や実体の雰囲気を掴むために、素材は安いアクリルを使用して
サイズも適当に23mmぐらいに設定して注文してみました。
その結果がこれ▼
おお、意外と・・・しかし、くそっ・・・
バランスが・・・
いやでもすごいぞ・・・!
という感じ。
造形の反省点は置いといて、3Dプリント自体の出来栄えは想像以上でした。
もっと表面が凸凹してると思ってたし、ディテールもちゃんと生きてます。
今回の結果を参考に調整して、今度はシルバーとかチタンで本番行きます。
明日は仕事で久々に東京入りするので今から準備します。
ZBrush 練習開始
Sculptrisでの製作が楽しかったのでZBrushを購入しました。
何を作ろうか迷ったのですが、金魚モチーフの指輪を作ることにしました。
飼っていた金魚氏がお亡くなりになったので弔いの意味も込めて。
製作過程
Sculptrisは触ってるうちに操作を理解出来るけど、ZBrushはなかなか学習コストが高い印象です。
本やWeb上のドキュメントを読み漁りながら進めます。
下絵
肉付け
破綻しない。すごい。
粘土こねる2
難しい。
粘土こねる3
イメージ通りになってきました。
材質
完成?
大体出来た。まだ納得いってないとこもあるけど
わからないことがだいぶ溜まってきたので一旦座学モードに入ります。
DMM.make
せっかくなので試しにDMM.makeで3Dプリントの注文をしてみました。どのくらいかかるのかな。
届いて良さげだったら、調整してシルバーとかで発注し直したいですね。
今回触れてないけど Dynamesh と ZRemesher が神機能でした。